子どもたちに読み聞かせたい絵本、お父さん、お母さんにお勧めしたい絵本を基準に調査広報委員会が選考している「ようちえん絵本大賞」というものがあります。
今年は第11回目で、15冊大賞に選ばれています。
この中で気になった本を4冊うちの子カニーに読み聞かせしました。
素敵な絵本ばかりでぜひ読んでいただきたいので、紹介します。
そらからきたこいし
表紙から全ページに渡って鉛筆と木炭で描かれた絵本です。
カニーは色があまりない絵本は初めてだったけど、写真のようにきれいに描かれているこの絵を違和感なくすぐに気に入りました。
ある時地面から少し浮いている小石を見つけたハナちゃんが、不思議に思って小石を調べたり集めたりするお話です。
すごく不思議でワクワクして、読み始めると絵本の世界に一気に引き込まれてしまいます。
大人が読んでも、子供の頃に大切にしていた自分だけの秘密なんかを思い出して懐かしい気持ちにもなれます。
不思議なことが好きな子供にも、そんなことを忘れがちな大人にもぜひ読んで欲しい素敵な絵本です。
新人作家さんのデビュー作なので、今後の作品も楽しみです♪
ほら、ここにいるよ
これは作者が息子が産まれて2か月の間に描いた、息子あての地球で暮らすためのメモが絵本になったものです。
最初宇宙から始まり、いったいどんなお話なんだろうと思っていると、少しづつ地球に近付き、人間や動物などの生き物へ焦点が変わっていきます。
地球はなんてちっぽけで美しく、生き物がいかにたくさんいるかと改めて思わせてくれます。
キレイな絵で見ているだけでも楽しい♪
生きていくのに大切なこと、必要なことが少ない文字ながらぎっしりと書かれています。
我が子に大人になるまでずっとこの本を持っていて、人生に迷ったときに読んで欲しいなと思える優しいお話です。
作者の子供への愛がぎゅっと詰まった素敵な絵本、ぜひ一度読んでみて欲しいです。
まめまめくん
これは、産まれた時からまめつぶみたいに小さな男の子のお話です。
小さいけれどなんでもできる元気なまめまめくんですが、学校に行き始めて自分がものすごく小さいことに気付きます。
色んな事が他の子と同じようにできないと心配されますが、まめまめくんは自分の個性を最大限に生かせるある事に気付きます。
人と同じでなくてもいい、自分にしかできないことを見つけることが大切だということを教えてくれる勇気がもらえる素敵な絵本です。
なまえのないねこ
表紙を見て、猫が好きなカニーにぜひ読んであげたいと思いました。
タイトル通り名前のない野良猫が名前のある猫を羨ましく思い、自分の名前を探すお話です。
探しているうちに、名前が二つある猫や犬や花にまで名前がある事に気付きます。
そして本当に欲しかった名前ではないものを見つけます。
沢山出てくるかわいい猫たちの絵と感動的なラストに心が温まります。
猫好きさんはもちろん、そうでなくても心に沁みる素敵な絵本です。
ようちえん絵本大賞 まとめ
ようちえん絵本大賞の存在を今回初めて知ったのですが、とても素敵な絵本にたくさん出会うことができました。
どれも子供に読み聞かせたいし、大人にもおすすめしたいものばかりです。
幼稚園児だけでなく、ずっと長く楽しめそう。
今回紹介させてもらった「ようちえん絵本大賞」の絵本、ぜひ一度読んでみてください♪
ようちえん絵本大賞の一つ「ぽちっとあかいおともだち」も入った寒い日にぴったりのおすすめ絵本の記事はこちら↓