もうすぐ節分!

鬼のお面を作ったり、鬼が怖くて泣いちゃったり・・子供にとっても興味津々な行事ですよね。
そんな節分をいつもより楽しくしてくれる子供におすすめの鬼の絵本を3冊紹介します。
これを読むと怖がってる子も鬼の事が好きになっちゃうかも♪

泣いた赤鬼
鬼の絵本と言えばまず思い浮かぶのがこちら。
この時期になると必ず毎年読みたくなる大好きな絵本です。
心優しい赤鬼が人間と友達になりたいと奮闘するお話です。
どんなに親切で友好的にしていてもその見た目の怖さから人間たちに見向きもされない赤鬼。
ある日仲良しの青鬼に相談すると、青鬼が自ら悪役を買ってでてくれ、遂に人間の友達をたくさんつくることに成功しました。
楽しい毎日を過ごしているうち、ふと青鬼の事が気になった赤鬼。
青鬼を訪ねていくも、青鬼を悪役にしてしまったがために二度と会えなくなってしまった事に気付きます。
犠牲にしてしまった青鬼の深い友情を知った赤鬼は・・・!?
何度読んでも切なく苦しくて考えさせられる深いストーリーです。
私も小さい頃にも読みましたが、大人になってから読むとまた違った感じ方が出来て心に刺さりました。
親子でぜひ読んで欲しい素敵な絵本です。
いもとようこさんの絵による「ないた赤おに」↓
オニじゃないよ おにぎりだよ
次はクスッと笑わずにいられない愛らしいオニが登場します。
おにぎりが大好きでおにぎりばかり食べているオニたちのお話です。
ある日人間が落としたおにぎりを食べたオニたちはそのまずさに驚愕!
自分たちが食べているおいしいおにぎりを人間にも食べさせたいと考えて、山ほど作って街に繰り出すことにしましたが
何度出向いても人間たちはオニの姿を見るなり逃げてしまいます。
とうとう最後に人間におにぎりを届けることが出来た苦肉の策とは・・!?
思わず応援したくなるおにぎり愛あふれる愛らしいオニたちとその見た目のギャップに一度読むとハマってしまう事間違いなしの楽しい絵本です。
まゆとおに
最後は今まで紹介した優しい鬼ではなく悪だくみした鬼が登場します。
ある日、小さな女の子「まゆ」は雑木林で初めて見る巨大な鬼と遭遇。
お腹が空いていた鬼はまゆを食べようと思い誘い出しますが、あろうことかまゆはその誘いを快諾し、ついて行ってしまいます。
ただまゆは山姥(やまんば)の娘の為、想像を絶する怪力。
うまく騙そうとする鬼とそれを手伝おうと怪力でハチャメチャにするまゆの掛け合いが面白い。
その天真爛漫さと豪快さに見ていてスカッとします。
一気にまゆのファンになっちゃいました。
ハラハラドキドキしたり大笑いしたりさせてくれる楽しい絵本です。
おすすめ鬼の絵本 まとめ
「鬼は外、福は内」というように鬼は悪いものの象徴とされていますが、絵本の中ではこんなに素敵な鬼たちに会うことができます。

鬼が怖い子にもそうでない子にも楽しめる鬼の絵本、節分を機に親子で読んでみてはいかがでしょうか?
