最近めっきり秋が深まってきました。
朝晩は冷え込むことが多くなり、そろそろ紅葉など見られるかなと今から楽しみです。
読書の秋第3弾!ということで、2歳のうちの子カニーがお気に入りで、おすすめの絵本を3冊紹介したいと思います。
まず最初は、とってもきれいな自然の景色を楽しめるこちらです。
これは、ねずみのお父さん、お母さん、おじいさん、おばあさん、兄弟10匹の14匹で春の野原へピクニックへ行くお話です。
春になって芽吹いた花や鳥や虫たちと出会いながら緑の森を抜け、野原に出ます。
一緒に読んでいて、まるで野原を散歩しているかのような気分になるくらい、とっても丁寧に描かれたきれいな春の景色に魅せられます。
ただ、すごく大きなカエルやちょうちょやお花で、ねずみさん目線で描かれているところがおもしろい。
この本によって、カニーはまだ実際には見たことがない、「つくし」や「カタツムリ」などを覚えました。
そして、どのページにも、カニーの好きなてんとう虫や小さな虫が隠れていて、探したりしながら、何度も新しい発見を楽しめます。
みんなでお弁当を食べるシーンは本当に楽しそう。
カニーの好きなおにぎりが出てくるので、このページになるといつもテンションが上がります。
一番お気に入りは、たんぽぽの綿毛です。
実際に道で見つけた時も必ずそうするように、このページにくると「ふーっ、ふーっ」と綿毛を飛ばそうとします。
本当に飛んでいきそうなリアルな絵なのでどうしても吹きたくなっちゃうんですね。

すごくきれいな春の景色や家族の絆を感じることが出来る、この「14ひきのぴくにっく」とってもおすすめです!
次に、憂鬱な雨の日も楽しみに代えてくれるこちらです。
外遊びが好きな子供にとって、雨の日に外に行けないのはストレスでしかありませんよね。
うちも、雨の日にすることがなくて困ったときに、カニーと図書館に行き、この本に出合いました。
雨の日だからちょうどいいかなと思って軽い気持ちで借りてみたのですが、読んでみると、雨の日もいつもと違う楽しみ方が出来るんだなと、考え方を変えてくれるような本でした。
雨の日に、暇を持て余している主人公けんくんが、お父さんと散歩に行くお話です。
いつもの道やいつもの公園で遊んでいる様子ですが、とても楽しそう。
レインコートや長靴も子供にとってはうれしいし、いつもの場所も全然違うところみたいに新鮮に見えるんだな、と気付かされました。
お父さんと自販機のジュースを飲むところも、秘密めいていて、子供にはたまらなく楽しいひと時なんだろうな・・。
思い返せば、カニーも雨に濡れるのを嫌がったりしないし、水たまりも大好きです。
子供にとっては、雨もまたいつもと違う雰囲気で魅力的なんですね。
見方さえ変えれば、雨の日もまた楽しむことが出来る、そう教えてくれた一冊となりました。
今度雨が降ったら、長靴を履いてカニーと散歩してみようかな♪
雨の日に鬱憤としているときも、雨が嫌いな子にも是非読んで欲しい本です!
最後に、とってもいい匂いがしてきそうなこちらです。
これは、食いしん坊のカニーが表紙を一目見て気に入った本です。
最初のページからおいしそうなホットケーキが出てきて、それにつられてたくさんの訪問者がやってきます。
訪問者たちは、決まって「くんくんくん いいないいな いいにおい」と言い、仕掛けになっている扉の外で待っています。

「カニー、誰か来たよ」というと、扉を開けて「わぁ!ぶたさんきたぁ!」ととっても楽しんで読んでいます。
ドアの隙間から少しだけ見える鼻で誰が来たか、あてて遊んだり、みんなでホットケーキを食べるシーンで、一緒にぱくぱく食べる真似をしたり、親子で楽しめます。
ほんとにホットケーキが食べたくなっちゃいます!
最後は、ごちそうになったみんながホットケーキを分けてくれたみこちゃんに、いい匂いのするお礼を持ってまた訪れます。
いい匂いは食べ物だけじゃなくてお花もあるのね、と感心しました。
カニーは最後のお礼も「いちごだ!おいしそおいしそ!」と食べ物ばかり見てるので、ほんとに食いしん坊だなぁ・・と思っていたのですが、この本を読んで以来、お花を見ると匂いをかいで、「いいにお~い」と言うようになりました。
色んないい匂いを教えてくれて、いい匂いの優しい分けっこをして癒してくれるこの「くん くん くん」、とってもおすすめです!
以上、おすすめの絵本3冊でした。
どの本も、カニーだけでなく親の私も魅了されるほど、楽しくてかわいい絵本です。
お部屋遊びにも、寝かしつけにも、お気に入りの絵本をたくさん読み聞かせして、親子で楽しい読書の秋を満喫してください。