最低気温が一桁の日が増え、朝晩の冷え込みが厳しくなってきました。
もう秋は終わりかけていますが、11月中は読書の秋ということで、第7弾!!絵本紹介をさせていただきます。
現在イヤイヤ期のカニーにぴったりのこちらです。
この本は、うちの子カニーが図書館で見かけて読みたいと持ってきました。
中をちらっと見てみて、「え~これ真似されたら困っちゃうな!」と思い、借りるのをためらいました。
でもその日借りようとしていた本の中で一番気に入っているようで、どうしても持って帰りたいというので借りてみることに。
案の定、気に入って何度も何度も読んでとせがまれます。
セリフがほとんどなく、ダイナミックな男の子のいたずらっぷりが鮮明な色で描かれています。

絵をじっと眺めているだけでもカニーは楽しいみたいで、「あっ車がイタイイタイなっちゃった」や「牛乳ジャーなっちゃってる」と色んないたずらを発見して報告してくれます。
全部ママが普段「ダメ!」って言ってることばっかり!(笑)
子供にとっての「わるいこと」は親がしちゃダメと禁止したり制止している事なんだな、と気付かされました。
いたずらの後、男の子がママから「おもしろかった?」と聞かれる時には、カニーが「うん、おもしろかったよ」と答えます(笑)。
自分も一緒にいたずらをしている気分になっているのかも・・。
そしてその「わるいこと」はどんどんエスカレートしていきます・・。
どこまで行っちゃうのか、親目線で見ると心配でなりませんが、最後にはすべてを元通りに戻すことになり、一生懸命洗ったり直したり掃除したりします。
そんな大変そうな姿を見て、「わるいこと」はどんなことなのか感じてくれるかも。
最後にきれいになった後の男の子の一言に、子供の好奇心の果てしなさ、探求心のすごいパワーにクラクラしました(笑)。
絵本から飛び出してきそう・・。
子供なら誰でもこんな時期があるもんですよね。
色んな悪いことをして、学んだり反省したりして成長していきます。
この男の子のママのように「楽しかった?」と聞けるくらいの心の広いママになりたい・・。
いたずら盛りの子供をお持ちのパパママにぜひ読んでいただきたい一冊です。
次は、これからの時期にぴったりのこちらです。
親戚のおじさんからみかんが届き、「みかんのめいさんち」とはどんなところか主人公の男の子が想像を巡らせるお話です。
カニーはみかんが大好きなので、この本もすぐに大好きになりました。
想像の中の「みかんのめいさんち」は、本当になにもかもみかんずくしで、驚かされます。
みかんの街は、何もかもみかんで、みんな楽しそう。
大人の想像力をはるかに超えた、子供ならではの発想です。
みかんの幼稚園バスにみかんのお誕生日ケーキ、水道からはみかんジュースがでてきて、お正月はみかんもちにみかんきんとん・・。
みかんづくしで笑っちゃいます。
すごく細かく描かれているので、眺めているだけでも楽しめます。
一度こんな街に行ってみたい!と私も思っちゃいました。
最後にめいさんちに行こうとした男の子の行動は、カニーを見ているようで声を出して笑いました。


うちの子もいつもこれやります(笑)。
魅力的な「みかんのめいさんち」に、思いをはせる男の子の想像力に驚かされるこの本、とってもおすすめです!
以上、おすすめの絵本2冊でした。
子供の思いがけない行動や発想に驚かされる事ってありますよね。
いつも大人の想像するそれをはるかに超えてきます。
絵本を通して、子供の世界に触れることで、童心を思い出したり、改めて気付かされることがあります。
絵本の読み聞かせを通して、楽しい発見や子供の成長を感じたりして、豊かな読書の秋をおすごしください。